<序文> 入国制限が緩和
最近、ニュースでは、ヨーロッパ国々が、夏の観光シーズンに向けて、外国人観光客を受け入れるような内容の話をよく見るようになりました。
イタリアやギリシアやイギリスなどのヨーロッパ諸国では、各国により条件は異なりますが、ワクチンや陰性証明などの条件付きで入国制限が緩和されるようです。
日本側が今後どのような対応を取るかによるかと思いますが、もうしばらくして、日本のコロナも落ち着くことになれば、また日本から海外旅行に行けるようになるかもしれません。
まだ、ノルウェーでは、そういった話は話題になっておりませんが、よい情報があればすぐにこのサイトで更新したいと思います。
ところで、今日は、2019年のサマーバケーションでノルウェーに滞在した際のオスロ観光について書きたいと思います。
2019年の6月にオスロに住む日本人の知人が私のために無料で楽しめる観光をツアーガイドしてくれました。
まず、9時前にナショナルシアター前に集合し、その後の足取りを時系列に書いてみようと思います。
アーケシュフース城
9:20頃
オスロにある古城。「アナと雪の女王」に出てくる「アレンデール城」のモデルとなったのがこの古城との事で、観光客で賑わっておりました。このお城おが最初に着工されたのは、1290年頃のようで、歴史的な建物です。このお城のお陰で、内外からの攻撃からオスロを守ったそうです。未だに軍が管理しているとのことで、私が行った時は丁度、衛兵さんが交代する時間で、衛兵さんの交代式を見る事が出来ました。


ヴィーゲラン彫刻公園
10:15頃
フログネル公園の中にある彫刻庭園。ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの作品のみが展示されており、「人生の諸相」をテーマにした彫刻が121点で、彫刻を構成する人物の合計は600体以上あるそうです。敷地面積は32万平方メートルもあり、「正門」、「橋」、「子供の遊び場」、「噴水」、「モノリスの台地」、「生命の環」の6つのセクションに展示されています。


この彫刻の中で一番有名なのが、「怒った少年」顔をしかめて泣き、地団駄を踏む幼児の銅像の前で記念撮影をしたり、銅像に触ったりする観光客も多く、銅像の一部分が金色に光っておりました。

オスロ・オペラハウス
11:20頃
ノルウェー国立オペラ・バレエ団の本拠地。2008年にバルセロナで行われた世界建築フェスティバルで文化賞を受賞、2009年にミース・ファン・デル・ローエ賞を受賞しており、かっこいいデザインの建物です。フィヨルドに浮かぶ氷山をイメージしてデザインになっているようです。坂をのぼって屋根に行く事ができ、そこからオスロの景色を楽しむこともできます。また、ノルウェー国立バレー団には日本人のプリンパル、西野麻衣子さんも所属しておりますが、西野さんといえば、2016年公開のドキュメンタリー映画「Maiko ふたたびの白鳥」が有名です。


オフィシャルサイト: https://operaen.no
Google Map: https://goo.gl/maps/PWgUNgNhxLxjefgTA
オスロ中央駅前のトラの彫刻
11:40頃
オスロ中央駅前には大きなトラの彫刻があります。オスロは、かつてとても寒く危険な都市であったため、1870年代にビョルンスティエルネ・ビョルンソンによって「虎の都市」と揶揄され、数年後には公式に呼ばれるようになった過去があります。街の創立1000年記念事業ではシティホールのまわりには虎の彫刻が製作されたとの事なので、このトラもその時に制作されたようです。

インドレストランでランチ
12:00頃
ランチですが、知人から選択肢を聞かれ、リーズナブルなお店に連れて行ってもらったのがインド料理のレストランでした。ご承知のとおり、ノルウェーが物価が高いので、どこのレストランもそれなりのお値段ですが、インドレストランだけは、東京の値段と変わらず、ビュッフェで1000円くらいだったと思います。団体旅行の観光客も多かったです。お店の名前は覚えておりませんが、オスロにもたくさんこういったお財布にやさしいインド料理屋さんも多いです。

国立劇場
14:00頃
ランチの後は、ブラブラ寄り道をしながら、宮殿へと向かいました。途中、ナショナルシアター駅やオスロ市庁舎を通り、最後にパレスへ。
国立劇場は1899年に建てられました。「近代演劇の父」と呼ばれるヘンリック・イプセンの作品を上演しています。ヘンリック・イプセンは、ノルウェーの劇作家、詩人、舞台監督で、代表作として「ペール・ギュント」がありますが、他にも数々の有名な作品があります。

オフィシャルサイト:https://www.nationaltheatret.no
Google Map: https://goo.gl/maps/AB1GAbXt1NZRgoBT8
オスロ市庁舎
14:15頃
毎年12月10日にノーベル平和賞授与式が行われる事で有名です。結構、勘違いしている人がいますが(私もその一人でした)、平和賞だけは、スウェーデンのストックホルムではなく、ノルウェーのオスロで開催されます。オスロ市庁舎の中を見学できる無料ツアーもあるのですが、この日はスルーし、後日一人で参加したので、また別の機会に書いてみようと思います。
オフィシャルサイト:https://www.oslo.kommune.no/radhuset/#gref
Google Map: https://g.page/Raadhusetioslo?share


オスロ王宮
14:30頃
オスロ王宮は1848年に完成し、現国王が居城しております。外観と庭園は、見学自由。衛兵さんがお城を守っているので、定期的に行われる衛兵の交替式も見られます。この日は、庭園は工事中で見られなかったような気がしますが、後日また訪れたので、それは別の機会にお話したいと思います。
私の率直な感想ですが、日本の皇居やイギリスのバッキンガム宮殿のような観光スポットと比べると質素な印象もありますが、それが逆に好印象かなって思いました。



最後にまた出発点のナショナルシアター駅前でガイドをしてくれた女性の旦那様と私の旦那様(当時の彼氏)に合流し、近くにあるおすすめのカフェでお茶して帰りましたが、このカフェについてもまた後日書く予定です。
今回のツアーでかかった出費は、移動のバスや電車代とランチ代、そしてツアーの後のお茶(ビール)代くらいでした。ノルウェーは物価が高くて有名ですが、お金をかけなくても十分楽しめるツアーでした。