皆さんには目標とか夢はありますか?
私はたくさんありますが、最近できた新しい目標はタイトル通り「ノルウェーで永住権を取得する」です。
<序文> 夢や目標は公言するべし
最近、見たYouTubeでも言っておりましたが、夢や目標は公言した方が良いとのことで、私もここに宣言しようと思います。
もともと、言霊とかそういう見えない力を信じている方で、今までも割と夢や目標は口にしておりましたが、こうやってブログに書いて、世間の皆様の目にさらすことはありませんでした。
でも、こうやって公言すると後に引けなくなり、頑張らざるを得ないので、有効的だと思います。
みなさんも是非。
永住権を取りたいと思うようになった理由
ところで、永住権なんて夢のまた夢というか、取ろうとすら考えていなかったのですが、取りたいと思うようになった理由は、永住権がない場合は何年かおきにビザの更新をしなくてはならず、更新にかかるお金を考えた時に、永住権を取った方が経済的だと思ったのが一番の理由です。
また、知人の日本人女性が、すでに永住権を持っているという話を聞き、日本人で取れた人がいるなら自分も不可能ではないかもしれないと思ったのも一理あります。
ただ、今まで尻込みしていた理由は永住権を取得するためには、ノルウェー語の試験に受からなければいけないと聞き、ノルウェー語が全然話せない私にとっては、大きな壁。
また、ノルウェー語の試験だけならともかく、年収が日本円で300万円くらい必要とのこと。
この時点でどちらも満たしておらず、挑戦する前から降参。
でも、すでに取った方がいるのであれば、私も挑戦せずに諦めるのではなく努力をした方が良いと思い、一念発起してノルウェー語を勉強しはじめました。
永住権と取得するための条件
先ほど、永住権にはノルウェー語の試験と一定額の年収が必要と言いましたが、人によって多少条件が異なるようです。
私の場合は、私が日本人で旦那さまがノルウェー人ですが、夫婦とも外国籍だったりすると条件が異なるようなので、配偶者がノルウェー人で本人が日本人の場合でお話します。
現政権は移民に対しての規制が厳しいらしく、以前に比べ永住権の取得のハードルが高くなったと聞きましたが、現行の規則での条件は以下のようです。
- 3年以上、ノルウェーに居住
- ノルウェー語550時間と社会学50時間を所定の学校にて修了後、ノルウェー語A2の口頭テストと社会学テストに合格
- 日本円でおよそ300万円程度の収入があることを示す証明書
*2021年8月から新しい法律が執行され、550時間ではなく、18ヶ月のプログラムに変更になりました。(義務教育を修了している者は18ヶ月、義務教育を受けていない者は3年以内(滞在許可を得てから)に受ける権利(義務)があります。
これを聞いて、ノルウェー語はおろか、年収300万円なんて、日本にいた時だって、そんなに稼いだことはないのに、無理だよって思ってしまった自分。
でも、すぐにやる気を取り戻して、とりあえず、勉強だけでもスタートしようと思い、ノルウェー語が堪能な日本人女性を家庭教師につけることにしました。
ちなみに、ノルウェーでは、ノルウェー人と結婚しノルウェーに移住した外国人(と難民認定を受けた人)は無料でノルウェー語のレッスンを受けられるというか反強制的にノルウェー語を習わされるようですが、受けられるようになるためには、ファミリービザが必須。(ノルウェー語の勉強法でも触れております。)
関連記事:ノルウェー人と国際結婚ーファミリービザを取得+ノルウェー語のクラス
ノルウェー語の試験について
ノルウェー語のみでなく、ヨーロッパではCEFRというもので、言語のレベルを数値化しているようですが、CEFRは、Common European Framework of Reference for Languagesの略で、日本語に訳すと『ヨーロッパ言語共通参照枠』となります。
レベルはA1、A2から始まりC2まであり、A1が一番初級で、C2までいくとほぼネイティブのレベルのようです。
A1 | 学習を始めたばかりの初学者 |
A2 | 学習を継続中の初級者 |
B1 | 習得しつつある中級者 |
B2 | 実務に対応できる準上級者 |
C1 | 優れた言語運用能力を有する上級者 |
C2 | 母語話者と同じレベルの熟練者 |
私が目指すのはA2なので、ほっと胸をなでおろしたところです。
が、英語以外の外国語を今までなんとなく勉強したいと思いつつ挫折した私にノルウェー語が話せるようになるのか不明ですが、主人や主人の家族ともノルウェー語でコミュニケーションがとれるようになりたいので、頑張ろうと思います。
ノルウェー語には大きく分けて2種類の言語がある
早速、記念すべき第一回目の授業を受け、すでにいろんな事を学びました。
ノルウェー語には、東部で話されているブークモールと、西部で話されているニーノシュク (新ノルウェー語) の2種があり、双方がノルウェーの公用語になっているそうです。
その背景は、過去に長年にわたってデンマークの支配を受けいたこともあり、ノルウェー語は数百年にわたりはデンマーク語に近かったが、19世紀に至ると民族意識が高まり、独立した言語を持つ意識が高まったことにあるそうです。
ブークモールとニーノシュクは発音がまったく異なり、おそらく中国語のマンダリンと広東語くらい違うんだと思いますが、私が勉強しないといけないのは、ブークモールだけなので、ほっとしました。
立ちはだかる年収300万円の壁
さて、年収300万円の方のハードルですが、先生曰く、ノルウェーの最低賃金は現在160クローネ(約2000円)とのことで、1日7時間働くとして日当14000円、20日勤務すると月収28万円なので、無謀な金額でもなさそうです。
こうしてみると日本って本当に最低賃金が低すぎるのではないかと思います。昔に比べ、だいぶあがったとはいえ、東京の最低賃金は2021年現在で1,013円 (令和元年から)だそうですが、地方にいくと千円を切っているところもあるかと思います。
ちなみに私の日本での時給はよくて1700円でしたが、1300円くらいの時もあったし、東京に住む前はもっと低かったと記憶しております。
ノルウェーは物価が高い国の一つですが、給与にちゃんと反映されているようなので、流石だなって思いました。
まとめ
まだまだ、スタートラインにも立てておらず、先が見えないゴールのように感じてしまいますが、目指す物があり、そこに向かって努力するのが好きな方なので、やれるところまでやってみたいと思います。
アラフィフなので、新しことをどんどん吸収していく力は劣っているとは思いますが、やらずに諦めるのが大っ嫌いなので、まずはチャレンジしたいと思います。
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