早いもので、オリンピックも折り返し。未だに、ポジティブなニュースとネガティブなニュースが入り混じっていて、複雑な気持ちで見ておりますが、そんな中でも日本人やノルウェー人アスリートが活躍している姿を見ると応援したくなってしまいます。
日本人である私にとっては、日本人のアスリートは馴染みがありますが、今回は東京五輪で活躍しているノルウェー人アスリートたちについてお話ししたいと思います。
ビキニを拒否したノルウェーの女子ビーチハンドボールの選手たち
はじめにこのニュースが飛び込んできたときには、また、日本人のおっさんたちのセクハラ?って思ってドキッとしてしまいましたが、国際ハンドボール連盟(IHF)が規定しているユニフォームの規則によると、女子ハンドボールの選手はビキニを履かないといけないルールになっているそう。
女性の私的には、ノルウェー人の選手たちの言い分は痛いほどよくわかり、なぜ、競技と関係ないこんなルールが決められているのか、理解できません。
が、規則は規則。なので、ヨーロッパハンドボール連盟(EHF)は規則違反と判断し、ノルウェーの選手に対して、1人あたり150ユーロ(約13,000円)、合計1,500ユーロ(約19万円)の罰金を科したそうです。
ところが、救世主が登場。ノルウェーハンドボール連盟が、選手たちの決断を支持し、連盟が罰金を負担することを表明し、国際規則を変えていけるように働きかけていくようです。
流石は、ノルウェー。ノルウェーをはじめ、北欧は女性が活躍する国なので、こういう主張に大して、軽くあしらわずに真摯に受け止めてくれるのは、尊敬してしまいます。
私も含め、規則を守らないのは悪いけど、そもそも規則に問題があるのでは?って思った女性も、多いのではないでしょうか。
このニュースをきっかけに、国際ハンドボール連盟(IHF)とヨーロッパハンドボール連盟(EHF)に批判が集中。女性選手だけビキニを着なくてはいけないのは、性差別だと指摘し、世界中の人がノルウェー選手に支持を表明しました。
さらに、あの歌手のピンクが、罰金を肩代わりしたいと申し出たそうです。
また、余談ですが、ドイツの体操女子選手たちもレオタードでなくユニタードと呼ばれる全身タイツのような露出が少ない衣装で試合に臨みましたが、今後はこういう流れが加速していくのかもしれません。
ノルウェーと日本との両方にルーツを持つ選手たち
ハンドボール女子『おりひめJAPAN』の亀谷さくら選手(真ん中)
本日(8月1日)ノルウェー時間14:30から行われる予選に出場する日本の守護神、亀谷さくら選手はノルウェー出身。
ノルウェー人の父と日本人の母を持ち、ノルウェーで二番目に大きな都市、ベルゲンにて生まれ、6歳からハンドボールをはじめたそうです。
その後、ずっとノルウェーでプレーしておりましたが、2015年に母親の国籍を行使して日本代表に選出され、今回の東京オリンピックでも代表選手として活躍されております。
競泳のトモエ・ヴァース選手
トモエ・ヴァース選手も母が日本人で、ノルウェーと日本にルーツを持つハーフのスイマーで、ノルウェーのオリンピック選手です。
開会式では旗手として、ノルウェー選手団の先頭にたち先導しました。
すごく若く見えますが、実際に21歳と若いうえ、今大会で3つ目もノルウェー新記録を樹立しているとのことで、まだまだ伸び代はありそうですね。
今後の活躍に期待しましょう。
現時点でのノルウェーのメダリストたち
日本の躍進に喜びと驚きを隠せませんが、ノルウェーも現在(8月2日)のところ、金x1、銀x1、銅x1と合計3つ獲得しております。
金メダル:トライアスロン クリスティアン・ブルメンフェルト
銀メダル:ボート チェーティル・ボルク
銅メダル:セーリング ヘルマン・トマスゴール
ノルウェーは、フィヨルドが綺麗な国で、海が好きな人も多く、マリンスポーツが盛んなので、ボートやセーリングが強いのもうなずけます。
でも、やっぱり夏の競技より、冬の競技の方が得意なようなので、来年行われる冬季オリンピックに出場するノルウェー選手の応援も引き続きよろしくお願い致します。
ノルウェー語でオリンピックを応援しよう!
最後に、日本では応援する時に、「ガンバレ!」って応援しますよね。
ノルウェー語では何というのでしょうか。
Heia Norge(ハイア ノルゲ)と言うそうです。
https://www.nhk.or.jp/school/cheer/nor/material.pdf
まとめ
今日は、この後、旦那さまと一緒にハンドボール女子(ノルウェーx日本)を観戦したいと思います。
「ガンバレ、日本!」
「ハイア ノルゲ!」