ノルウェーの有名なアートと言えば・・・
皆さんは、ノルウェーの有名なアートっていうと何を思い浮かべますか?
「ムンクの叫び」!!!
「正解です。」

私も2019年のウィンターバケーションでノルウェーに滞在中に、ちょうど同じタイミングで日本からノルウェーに遊びに来てくれた知人カップルを連れ、ムンク美術館に行き、ムンクの叫びを見て来ました。
オスロには、ムンクのアートを観賞できるムンク美術館の他に
- オスロ国立美術館と、
- 現代アート美術館
がありますが、ムンク美術館とオスロ国立美術館は、どちらとも現在移転のため建設中で、まだできあがっておりません。
10月21日にオープン予定のムンク美術館
このムンク美術館ですが、なんと今年の10月にオープンの予定。
開館したら、早速観に行きたいと思っております。
ところで、この記事を書くまで、実は移転の事を全然、知りませんでした。
2019年に従来のムンク美術館に行った時も、まるで新築のように綺麗な美術館だったので、驚きです。
有名なムンクの作品
(マドンナ)

(吸血鬼)

フランスのルーブル美術館に行った時にも驚きましたが、有名な絵の写真撮影が許されているため、ここぞとばかり撮りまくりました。
新ムンク美術館の建物のデザイン
ちなみにこちらが10月に新しくオープンするムンク美術館。

スペインの建築家フアン・ヘレロス(Estudio Herreros建築事務所)がデザインしました。建物だけでも芸術的。
そして、場所もウォーターフロントで、オペラハウスも目と鼻の先。

以前は、オスロ大学植物園とTøyen Parkに隣接していて、周りには何もありませんでしたが、新しい美術館は立地も抜群で、オスロ中央駅からすぐ。
館内のカフェもこの絶景

こちらは中の様子。


高層階からの絶景を見ながらお食事も
後日(このブログを書いてから半年ほど過ぎたある日)、ムンク美術館へ行きアート観賞。
そして、高層階からの景色を撮影することに成功。


お登りさんと笑われそうですが、やっぱり高いところからの景色は最高です。
そして、奥に行くとレストランもあり、お食事を楽しみながら景色を眺めることも。


新ムンク美術館の貯蔵
単独アーティストの美術館としては世界最大級となるそうですが、それもそのはず、なんとムンク美術館が貯蔵する作品はムンクの作品だけでも、およそ28,000点あり、他のアーティストも含めると42,000点を超えるとのこと。
なので、ギャラリーも11室設けており、ムンク以外にも現代アートなども展示を予定しております。
また、ムンクの作品は絵画のみならず、ドローイングとスケッチ、グラフィック、モチーフ、彫刻なども貯蔵しており、さらに、写真や手紙なども貯蔵しているそうです。
新ムンク美術館の情報
住所:Edvard Munchs plass 1,
0194 Oslo
入館料:
大人/学生: 60 NOK
19歳以下: 無料
会員: 無料
開館時間:
月 – 水曜日: 11 am – 4 pm
木 – 金曜日: 11 am – 8 pm
土 – 日曜日: 11 am – 4 pm
アクセス:オスロ中央駅
オフィシャルサイト:https://www.munchmuseet.no/en/
来年6月オープン予定のオスロ国立美術館
オスロ国立美術館(ナショナルギャラリー)は、初めてノルウェーに来た2018年のウィンターバケーションで訪れました。
ムンク美術館のように滑り込みセーフで、移転前にいく事ができました。
オスロ国立美術館は、来年、2022年の6月にオープン予定で、現在なお建設中です。
オスロ国立美術館の展示
(ノルウェーの冬の夜 (ノルウェー語: Vinternatt i Rondane) by ハラルド・ソールベリ)

新オスロ国立美術館の建物のデザイン
こちらも新拠点はウォーターフロントで、周りにはノーベル平和センターや、(後述する)現代アート美術館もあります。
こちらの建物も、モダンでお洒落。
ドイツの建築会社Kleihues + Kleihusがデザインを手がげました。


元々の場所は、オスロ大学の裏にあり、1836年創設の歴史ある建物で、重厚なレンガ造りが趣があり、それはそれで素敵だなって思います。
(以前のオスロ国立美術館(ナショナル・ギャラリー))

併設されている図書館もシックで素敵
そして、まだあまり知られていないかもしれませんが、新しい美術館の方には図書館も併設されており、美術館がオープンするより以前から図書館のみ先にオープンになっており、すでに利用可能になっております。
私もつい先日(2022年5月)、図書館を視察に行ってまいりましたが、とってもシックで落ち着いた雰囲気。

Sunday & saturday | Closed |
Monday-friday | 10–16 |
併設されているカフェは超かわいい
そして、こちらの美術館には、とってもポップで可愛らしいドーナツカフェが併設されております。

この可愛らしい看板が目印なので、すぐに見つかると思いますが、カフェの中はさらに可愛い内装。

可愛らしすぎて、男性はちょっと居心地が悪くないか心配するほど可愛い。

こちらのカフェではドーナツがメインですが、コーヒーなどのドリンクもあるので、男性でも楽しめるかと思います。
オフィシャルサイト:https://www.bollebar.no
Man-fre: 07.30-18.00
Lør-søn: 10.00-17.00
新オスロ国立美術館の規模
新しい美術館は、なんと総面積54 600 m²(展示室の総面積だけでも1万平米を超える)もある巨大な美術館で、北欧でで最大級の美術館となる予定。
前述のムンク美術館は、単独アーティストの美術館としては世界最大級なので、ノルウェーってすごいなって思います。
これだけ広大なので、展示可能な作品数も5000点だそうで、なんと今までの倍だそうです。
この新美術館には、ナショナルギャラリーのほか、今までは別館にあった現代美術館(閉館中)や装飾芸術デザイン館(閉館中)、国立建築博物館(閉館中)を全て統合して、1箇所の巨大美術館として生まれ変わります。
新オスロ国立美術館の情報
住所:Pb. 7014 St. Olavs plassN–0130 Oslo
電話:+47 21 98 20 00
入館料:180クローネ(シニア割、子供割など割引あり)
開館時間:
火曜日ー日曜日:10:00-21:00(月曜日:定休日)
アクセス:ナショナルシアター駅
オフィシャルサイト:https://www.nasjonalmuseet.no/en/visit/locations/the-national-museum/
アストルップ・ファーンリ現代美術館
来年オープンするオスロ国立美術館の先に、私のお気に入りの現代アート美術館があります。
こちらも、建物がお洒落。
アストルップ・ファーンリ現代美術館の建物のデザイン
イタリアの著名な建築家レンゾ・ピアノによるデザイン。
ちなみに、メゾン・エルメス銀座や関西国際空港旅客ターミナルビルの彼のデザインだそうです。
そして、ウォーターフロントで、景色も綺麗。

行ったのは、2018年のウィンターバケーションの時期で、冬真っ只中の寒い時期。
冬は日が沈むのが早いのですが、そのお陰でこんなに綺麗なオスロフィヨルドに沈む夕日まで楽しむことができました。
館内の様子

私が訪れた時は、ジェフ・クーンズの有名な彫刻やスチールアート、それからダミアン・ハーストの作品(真っ二つに切断された牛のホルマリン漬)も展示されており、衝撃を受けましたが、怖さと共に、これがアートなのかっていう哲学的な感覚を覚えました。
美術館周辺の夏にお勧めのスポット
そして、最近になってこの美術館を再来したのですが、夏はさらにお勧め。

冬に行ったときには気がつきませんでしたが、美術館の横にはパークや砂浜もあり、日光浴をして楽しんでいる人もいます。




また、オープンカフェもあり、開放的な景色を楽しみながらランチを楽しんでいるお客様も多くいらっしゃいました。

アストルップ・ファーンリ現代美術館の情報
住所:Strandpromenaden 2
0252 Oslo Norway
電話:+47 22 93 60 60
入館料:
大人: 130 NOK
学生: 90 NOK
18歳以下、オスロパス、会員:無料
開館時間:
月曜日:休館
火・水曜日: 12:00-17:00
水曜日 : 12:00-19:00
土 ・日曜日: 11 :00-17:00
アクセス:ナショナルシアター駅
オフィシャルサイト:https://www.afmuseet.no/en/home/
まとめ
アートに疎い私ですが、主人が大のアート好きという事で、よく美術館に連れて行ってもらっておりますが、今後新しくなったムンク美術館とオスロ国立美術館がオープン予定です。
今度ノルウェーに旅行に来た際は、是非、新しくなった美術館に訪れてみてはいかがでしょうか。