皆さん、こんにちわ。
すっかり忘れておりましたが、本日はThanks Giving。アメリカの祝日なので、ノルウェーはまったく関係ないですが、アメリカに住んでいた頃や東京に住んでいた頃もこの時期になると、Thanks Givingを思い出します。
そして、Thanks Givingがすぎるといよいよ、待ちに待ったクリスマス。
すでに、クリスマス商戦もヒートアップしており、町中クリスマス一色です。

そこで、今日は、前々から話そうと企んでいた「ノルウェーのクリスマスケーキ」の話題をお届けしたいと思います。
(関連記事:ノルウェーのクリスマスディナー)
ノルウェーのクリスマスにはクリスマスケーキはありません
ところで、皆さんは、クリスマスケーキと聞くとどのようなものを思い浮かべますか?
やっぱり、イチゴのデコレーションがオーソドックスかと思いますが、それ以外にもブッシュドノエルや、シュトーレンなんかも日本で市民権を得てきたような気もしますが、ノルウェーではクリスマスケーキという習慣はありません。
初めて、その事実を知った時には、ちょっとショックを受けました。
ヨーロッパのクリスマスというと盛大に祝うのを想像していたので、ケーキがないクリスマスって意外。
でも、ケーキの変わりと言ってはなんですが、ノルウェーではクリスマスには7種類のクッキーでお祝いするのが伝統。
そこで、今回は7種のクッキーについて深掘りしたいと思います。
クリスマスに食べる伝統的な7種のクッキー
ノルウェーではクリスマス時期に伝統的なクッキーを7種類用意するという風習があるそうで、この時期になるとスーパーやケーキ屋さんでクリスマスクッキーをよく目にします。
(KIWI-スーパーにて)

(Baker Hansenにて)

(7種のクッキー)


7種類といいつつ、家庭によって種類が多少アレンジされていたりしますが、以下によく見かける8種類のクッキーについてリストアップしてみました。
- Sandkaker
- Fattigmann
- Goro
- Berlinerkranser
- Krumkaker
- Serinakaker
- Sirupsnipper
- Smultringer
それでは、一つ一つ見て行きましょう。
Sandkaker
小さなタルト型のクッキー。バターとアーモンドの風味で、そのまま食べても美味しいですが、中にクリームやベリーなどお好みの具材を入れて食べるのもおすすめ。

MENY
(上記写真出典元)https://meny.no/tema/jul/julekaker/7-slag-julekaker/
Fattigmann
変な名前ですが、「貧乏人」という意味のお菓子。生クリームとブランデーが入った、大人の味のクッキー。ダイヤモンドの形に切れ込みを入れてクルッ捻った形が特徴のクッキー。

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(上記写真出典元)https://meny.no/tema/jul/julekaker/7-slag-julekaker/
Goro
まるでお花が咲いたような美しい模様のクッキー。薄くて軽いサクサクとした食感に、カルモダンの香りがフワッと香ります。

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(上記写真出典元)https://meny.no/tema/jul/julekaker/7-slag-julekaker/
Berlinerkranser
「ベルリンの花輪」という名前の通りクルッとカールした形にパールシュガーでデコレーションされた華やかなクッキー。バターのリッチなテイストとサクサクの食感。

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(上記写真出典元)https://meny.no/tema/jul/julekaker/7-slag-julekaker/
Krumkaker
コーン(円錐形)が特徴的なクッキー。そのまま食べても美味しいですが、中にホイップクリームを入れて食べることが多いそうです。

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(上記写真出典元)https://meny.no/tema/jul/julekaker/7-slag-julekaker/
Serinakaker
刻んだアーモンドとパールシュガーをトッピングしたバタークッキー。シンプルだけど、バターのリッチなテイストとサクサクの食感が特徴。

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(上記写真出典元)https://meny.no/oppskrifter/kaker/Julekaker/Serinakaker/
Sirupsnipper
ダイヤモンドの形の真ん中にアーモンドを乗せて焼きあげたクッキー。ジンジャークッキーではないのですが、違いがわからないほど似ております。

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(上記写真出典元)https://meny.no/tema/jul/julekaker/7-slag-julekaker/
Smultringer
ベルリンボールまたはドーナツとも呼ばれます。他のすべてがクッキーなのに、これだけはドーナツです。カルモダンの風味がきいているドーナツです。

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(上記写真出典元)https://meny.no/tema/jul/julekaker/7-slag-julekaker/
まとめ
今回は、ノルウェーでクリスマスに食べる7種のクッキーについてフォーカスしてみました。
早いもので、もうすぐ、師走。
泣いても笑っても、今年も残るところ、あと1ヶ月ちょっと。
従来だと、師走に入ると忘年会で目白押しかと思いますが、今年も微妙な感じかと思います。
実はノルウェーにも似たような習慣があり、「Julebord 」と呼ばれており、直訳すると「クリスマステーブル」。
皆さんの今年のクリスマスのご予定は?
ちょっと早いですが、メリークリスマス!!!