キオスク
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ノルウェーでキオスク(コンビニ)といえば「Narvesen(ナルべセン)」

皆さん、こんにちわ。

12月26日は聖ステファノの日(St. Stephen’s Day)

今日12月26日は聖ステファノの日St. Stephen’s Day)または、Second Day of Christmasと言われているそうで、ノルウェーやヨーロッパ諸国は26日までクリスマス気分です。

ちなみに、イギリス連邦(イギリスやオーストラリアなど)は、Boxing Dayと呼ばれますが、これは闘う方のボクシングではなく、プレゼントの Boxから由来している言葉なのだそうです。

ということで、世の中はまだまだクリスマス気分が抜けない雰囲気はありますが、通常モードでお届けしたいと思います。

さて、今回選んだトピックは、キオスク。

オスロにとっておきのキオスク(コンビニ)があるので、ご紹介したいと思います。

ノルウェーで人気のキオスク(コンビニ)「Narvesen」

Narvesen (Norway)は現在、ノルウェー国内に440店舗を超えるキオスク(コンビニ)と2,500を超える従業員を擁する全国的なチェーン。Narvesenには、1日あたり延20万人以来店しますが、。これは、平均して全てのノルウェー人が年間16回ナルベセンに来店していることになります。

Narvesen

日本、特に都心だったら、年間16回どころか、1日に数回行っているような気がしますが・・・。

Narvesenの歴史

Narvesenは1894年に設立されました。全ての始まりは、1887年にBertrand Narvesen氏が郵便局員として就職し、その後、鉄道路線で郵便局員として働き出したのがきっかけです。

仕事をしていく中で、人々が電車で旅行するときに読み物が必要があることを発見しました。

そして、1894年1月1日からKristiania, Drammen, Hamar(クリスティアニア、ドランメン、ハマール)駅で新聞と旅行関係の書籍を販売するNarvesen Kioskkompagniを始めました。

3店舗からはじまったビジネスですが、同年の暮れまでに、Kristiania Øst, Vestbanestasjon, Halden, Kongsvinger, Skien, Drammen, Lillestrøm, Eidsvoll, Hamar(クリスティアニア(東)、ヴェストバネスタシオン、ハルデン、コングスヴィンガー、スキーン、ドランメン、リールストロム、エイズヴォル、ハーマル)の9つの駅にキオスクが設置されました。

その後も、キオスクの数が急速に拡大し、 1898年には店舗数も20となり、同年と翌年にはベルゲンやトロンハイムからキオスクを設置する許可も取得することができました。

こうして、拡大を続け、 ナルヴェセンは「世界への窓 」へと成長。

古くて美しいデザインのキオスク

1897年になると創設者のB.Narvesenは、最も美しく目立つキオスクを手に入れるための建築コンペを発表。

建築家のJ.H. Berner氏が勝利を収め、翌年、8つのキオスクが街中に配置されました。

ラジオの時代がはじまる以前は、キオスクが世界中のニュースを広める役割を担ってました。キオスクは、最新情報を入手できる「世界への窓」となっていきました。そして、いつしかキオスクは街並みに欠かせない存在となりました。

現在、古いNarvesenは、街並みの装飾として、大切に保管されております。

その中の一部には、ノルウェー民俗博物館に再建されたTyrihanskiosk(ティリハンキオスク)や、オスロにあるReitangruppens(レイタングループ)の新しい本社内にあるPalladiokiosk (パラディオキオスク)などがあります。

また、Narvesenが最初に購入したキオスクは、HamarのRailway Museumにあります。

そして、現在も唯一稼働されている古いキオスクが、Karl Johans通りにある、Spikersuppa公園の脇にあります<Centrumキオスク>。

Narvesen

ちなみに最も有名な古いキオスクは:

  • Tårnkiosken (1897)
  • Heinrich Jürgensen氏が手掛けたキオスク(1909)
  • E. GlosimodtがデザインしたCentrum (1914)
  • Ree氏と Buch氏が手掛けたTyrihansとPalladio (1921)
  • Gudmund Hoelが手掛けたJernbanekiosken
  • Ola M.氏が手掛けたSekskanten
  • Sverre Bredholt氏が手掛けたSandvikとOsloのキオスク

なのだそうです。

実際に、カールヨハン通りにある最も古いキオスクに行きましたが、デザインといい雰囲気といい、街に溶け込んでいて、素敵でした。

Narvesen(Centrum:Spikersuppa公園)の詳細

オフィシャルサイト:https://narvesen.no

住所:Karl Johans gate 24, 0162 Oslo

営業時間:

月ー木9時00分~22時00分
金・土10時00分~28時00分
日曜日11時00分~20時00分

*大晦日と元旦など営業時間に変更の可能性あり

地図:

*こちらの店舗以外にもノルウェー各地にございます。

まとめ

たかがキオスク、たかがコンビニと高を括っておりましたが、調べてみると結構面白い発見があります。

実際に見学した古いキオスクも可愛くって、とってもフォトジェニック。

知らないと素通りしてしまうほど街に溶け込んでおりますが、こうして古くからずっとオスロを見守ってきたのかと思うと、写真を撮らずにはいられない気持ちになりました。

皆さんも、オスロを訪れた際には、この小さなキオスクに足を止めてみませんか?

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