学校のパン(Skolebrød)
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ノルウェー発祥のパン「学校のパン(Skolebrød)」

皆さんは、学校の給食は好きでしたか?

思い出のメニューはありますか?

今日は、ノルウェーで「学校のパン」と呼ばれているパンについてお話したいと思います。

学校のパン(Skolebrød)とは

「学校のパン」と聞くと、日本の学校給食で出ていた、コッペパンや揚げパンを想う浮かべてしまいますが、ノルウェーの「学校のパン(Skolebrød)」は、ノルウェーが発祥のペイストリー

真ん中にカスタードクリーム(またはバニラクリーム)を入れ、周りはアイシングとココナッツフレークが散りばめられており、まるで目玉焼きみたいな見た目。

Skolebrød

この「学校のパン」の発祥は定かではありませんが、1950年代に誕生したという説があります。

その頃のノルウェーは貧しく、栄養不足の子供達も多かったため、効率的に栄養を摂取できるよう考案されたのが、このSkolebrødのようです。

その後、このSkolebrødは瞬く間にノルウェー中に広がり、今では子供達に大人気で、おやつの定番です。

2017年になると、「学校のパンの日」まで作られ、6月に学校の夏休みが始まる前の最終の金曜日が、その日に当たります。

また、面白いことに、ノルウェーの一部の地域では、「学校のパン」は「ポーク」と呼ばれているようでが、理由は定かではありません。

そして、クリスチャンサンでは、「12」と呼ばれているそうですが、これはおそらく価格が元々12 øre(0.12 NRK)だったという事実によるものです。

実際にSkolebrødを食べてみると・・・

甘党の主人も大好きなSkolebrød。

ついこの間もスーパーで見かけて、嬉しそうに購入しておりました。

Skolebrød

せっかくなので、頂いてみましたが、見た目から想像する味、そのまんま。

カスタードのパンです。

ただ、パンの生地は日本のようにふわふわではなく、ちょっとずっしりした感じのパン生地。

それに、カルモダンの香りがするのも、ノルウェー独特の感じします。

以前、お話したクリスマスクッキーでもカルモダンが使用されているので、ノルウェーはカルモダンが好きなのかもしれません。

カルモダンの香りがあるお陰で、子供だけでなく、大人も楽しめる味かなって思います。

日本で「学校のパン(Skolebrød)」が食べられる店

日本では、以前LAWSONからLAWSONから、スコーレブローという名前で販売していたようですが、現在は不明です。

また、見た目も若干、現地の物とは異なるような・・・。

東京にお住まいであれば、 Fuglenに行けばあること間違いなし。

オフィシャルサイトhttps://www.fuglen.no

(関連記事:オスロにあるカフェ「(元祖)FUGLEN」

まとめ

今回は、「学校のパン(Skolebrød)」についてご紹介致しました。

これまでもいろんな記事を書いて参りましたが、こういうサブカルチャーのような話も面白いなって思いました。

これからも、ノルウェーで出会う面白い発見を記事にして行きたいと思います。

皆さんも、ノルウェーにお越しの際は、ベーカリーやカフェでSkolebrødを買って、コーヒーブレイクしてみませんか?

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