芸術家の家
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【Open House】毎年秋にオスロで開催されるオープンハウス

先日、毎年秋にオスロで開催されるOpen Houseに行って参りました。

Open Houseは、1992年にBBC のジャーナリスト、ビクトリア・ソーントンによってロンドンで設立されました。

Open Houseの目的は、市民と建築を共有し、建築と空間デザインを理解するのに役立つ場を提供すること。

現在、ロンドン、ニューヨークなど世界中の50以上の都市が開催されており、オスロは 2014 年から開催され、今回で 9 回目です。

Open House Osloについて

Open House Osloでは、オスロとアーケシュフースの建築の傑作を住民に紹介し、建物、インテリア、庭園、公園、屋外スペースなど、様々な施設を一般公開してくれます。

美術館や、国会、ナショナルシアーターなどの有名な観光スポットから、無名な小さなギャラリーまで、様々な施設が無料で開放されます。

そして、コンサートやパフォーマンスなど、いろんな催しも無料で開催されます。

今回、私はオスロ・・・ではなく、オスロ近郊のAskerで開催されていたOpen Houseへ行って参りました。

Askerでも、一般の住宅やギャラリーなどが一般公開されておりましたが、私はまだ行ったことがなかったAser Museumに行って見ることにしました。

Asker Museumにある芸術家の家

1858 年に建てられたTillaとOtto Valstadの自宅。1949 年に自治体に寄贈されました。

TillaとOtto Valstadの自宅

画家であり収集家であったOtto Valstad。一方、Tillaは、教師として働くかたわら、ジャーナリストや作家としても活発に活動しておりました。

そんな二人の活躍が垣間見れる、まるで教会のような雰囲気の書斎(スタジオ)とリビングルーム。

書斎にはたくさんの本屋、コレクションが所狭しと飾られております。古いですが、手作りで上質な素材で作られたオブジェを見ることができます。

TillaとOtto Valstadの自宅

TillaとOtto Valstadの自宅

こちらのドアには、素敵な絵が描かれていたり、階段の手すりやベッドにも装飾がされております。

TillaとOtto Valstadの自宅

TillaとOtto Valstadの自宅

TillaとOtto Valstadの自宅

また、機織りが好きだったそうで、Tillaが使っていた機織り機も残されております。

TillaとOtto Valstadの自宅

そして、何気に飾られている、日用品ですらレトロで、可愛い。

TillaとOtto Valstadの自宅

屋敷の裏にはバロック様式の緑豊かな庭園が。

TillaとOtto Valstadの自宅

そして、庭園の中ある動物の彫刻がまるで童話の世界にいるかのよう。

バロック様式の緑豊かな庭園

バロック様式の緑豊かな庭園

このガーデンは8エーカーもあるそうですが、これもたTillaとOtto Valstadがレイアウトしました。

バロック様式の緑豊かな庭園

次に訪れたLabråtenは、作家夫婦のHuldaとArne Garborgが1897–1934年に住んでいた自宅です。

Labråten

1897 年にここに住み始めた時、この家は白いスイス風の別荘でしたが、イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動や、ノルウェーロマン主義に触発されたHuldaは、家の外側を緑と黄色に、そして内側を暖色系に塗り替えたそうです。

中に入ってみると、書斎やリビングが。

Labråten

Labråten

黄色や赤の壁がカラフル。

そして、2Fのこの部屋はピンクの可愛らしい壁。

Labråten

そして部屋の奥には、Asker Museumを見渡せる窓が。

この窓からの景色を眺めるのがお気に入りだったそうです。

Labråten

こちらのパステルグリーンのお部屋は子供部屋だったそうです。

Labråten

現在はこの自宅も、Asker Museumに大切に保存されております。

ところでArne と Hulda Garborg は、Otto と Tilla Valstad の隣人だったのですが、この地域は、Kunstnerdalen(Kunst=芸術家、dalen=谷)と呼ばれ、それは1890 年代に多くの有名な芸術家がここに定住したことに由来しています。

また、HuldaとTillaは共に作家だったこともあり、親交も深かったそうです。

Asker Museumにあるその他の施設

Open Houseとしてはこの2つの建物が公開されておりましたが、Asker Museumにはその他にも面白い施設があります。

(*Open House自体は無料ですが、その他の施設も見たい場合には、チケットを購入しないといけません)

せっかく来たので、チケットを購入し、他の施設も見て見ることに。

Asker Museum

FUSDALLÅVEN

FUSDALLÅVEN

ØSTENSTAD STUA

ØSTENSTAD STUA

ØSTENSTAD STUA

ØSTENSTAD STUA

LYSTHUSET

LYSTHUSET

BILLINGSTAD STUA

BILLINGSTAD STUA

BUR FRA TELEMARK

BUR FRA TELEMARK

STIGE VOGN

STIGE VOGN

これらの施設以外にも、牧場には馬や鶏など動物がおり、乗馬ができたり、予約制ですが、古い学校を見学することもできます。

また、来館した日は、子供向けのイベントがあったようで、子供達が焚火の周りでノルウェーの伝統的なパン(Lompe)を作っておりました。

子供達が焚火の周りでノルウェーの伝統的なパン(Lompe)を作っておりました

そして、私も、Lompeを作ってみることに。

Lompe

Lompe

自分で作った初Lompeの味は、素朴で優しい味でした。

また、遊園地のような乗り物で牧場を一周したり、民俗衣装を着たダンサーによるパフォーマンスもあったり。

遊園地のような乗り物

民俗ダンスのパフォーマンス

お昼頃訪れたのですが、あっという間に時間が過ぎてしまい、閉館の時間に・・・。

Asker Museumの詳細

オフィシャルサイト:https://mia.no/askermuseum

住所:Otto Valstads vei 19, 1395 Hvalstad

電話:66 79 00 11

開館時間:

  • 火曜日~金曜日 11.00-15.00
  • 日曜日 12.00-16.00

*kunstnerhjemmene(芸術家の家)は毎日開館

入場料:

  • 大人 90 NOK
  • 子供 (6-17 歳) NOK 45

 ほか

地図:

まとめ

今回は、Open Houseについてご紹介致しました。

このイベントは毎年この時期(秋)にオスロと近郊で開催されております。

実は、Open Houseの前の週にはOslo kulturnatt(オスロカルチャーナイト)という無料のイベントも開催されました。

(https://oslokulturnatt.no/english)

皆さんも芸術の秋に、このようなイベントに参加して芸術に浸ってみませんか?

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